7月2日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
本日の東京株式市場は、前日の米国市場でAI・半導体関連株が買われた流れを引き継ぎ、朝方から幅広い銘柄に買いが先行しました。日経平均株価は一時1,900円を超える大幅高となり72,000円目前まで上昇する場面もありましたが、高値圏では短期的な利益確定売りや戻り待ちの売りが優勢となり、上げ幅を縮小して取引を終えました。それでも終値では3日続伸となり、相場全体としては底堅さを改めて示す一日だったと言えます。一方で、TOPIXの上昇は限定的で、値上がり業種が全33業種中12業種にとどまるなど、指数の強さほど市場全体に買いが広がった印象はなく、半導体や電子部品など一部の主力銘柄が相場をけん引する展開となりました。
米国のADP雇用統計やISM製造業景気指数、そして最大の注目材料となる米雇用統計の結果が方向性を左右することになりそうです。市場では7月の利上げ観測がやや強まりつつあり、加えてFRB高官の発言内容も金利見通しに影響を与える可能性があります。一方で、日銀短観では企業景況感の改善が確認され、日本企業の業績に対する期待は依然として株価の支えとなっています。
為替市場ではドル円が一時162円台後半まで円安・ドル高が進み、約40年ぶりの円安水準を更新しました。輸出関連企業には追い風となる一方で、急速な円安に対する政府・日銀のけん制発言も相次いでおり、市場では為替介入への警戒感が高まっています。現時点では円安基調が維持されているものの、突発的な介入が実施される可能性もあり、為替の値動きにはこれまで以上の注意が必要な状況です。
これからの動きをテクニカル的にみると、日経平均が高値圏を維持し、押し目では買いが入りやすい上昇トレンドが継続しています。ただ、朝方の急伸後に上値を抑えられたことから、72,000円近辺では利益確定売りが出やすく、短期的には高値警戒感から値動きが荒くなる可能性があります。一方、70,000円前後では押し目買い意欲も強く、相場全体の基調は依然として強気を維持すると考えられます。
ファンダメンタル面では、米国景気の底堅さやAI・半導体需要の拡大、日本企業の業績改善が引き続き支援材料となる一方、米金融政策の行方や急速な円安に伴う為替介入リスクが上値を抑える要因となりそうです。米雇用統計を無難に通過し、米国株が堅調さを維持できれば、日経平均は再び史上最高値更新を試す展開も期待できますが、イベント通過までは神経質な値動きが続くでしょう。
