7月10日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
9日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比924円80銭高の6万7743円85銭と4日ぶりに急反発し、TOPIXも3日ぶりに上昇しました。前日までの大幅下落に対する自律反発に加え、米国市場でAI・半導体関連株が買われた流れを引き継ぎ、朝方から半導体関連を中心に幅広く買いが先行しました。日経平均は一時1600円を超える上昇となりましたが、後場は韓国株が伸び悩んだことや新たな買い材料に乏しかったことから利益確定売りも入り、上値を積極的に追う展開には至りませんでした。一方で、好業績銘柄への物色意欲は根強く、押し目買いの動きも相場を支えたことから、市場全体としては前日までの過度な警戒感が和らいだ一日だったといえます。
外国為替市場では、中東情勢を巡る過度なリスク回避姿勢が後退したことで、有事のドル買いが一服し、ドル売りがやや優勢となりました。ただ、ドル指数は21日移動平均線を維持しており、中長期的なドル高基調が大きく崩れたわけではありません。原油価格も一時急騰した後に上昇幅を縮小しており、中東情勢を巡る報道次第では為替市場も再び変動が大きくなる可能性があるため、引き続き注意が必要です。
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均が急反発したことで短期的な売られ過ぎは改善されつつあります。ただ、一時回復した6万8500円近辺では戻り売り圧力も確認されており、この水準を明確に上抜けられるかが焦点となります。一方、下値では今回の反発によって押し目買い意欲も確認されており、大幅な下落局面では買いが入りやすい地合いが続きそうです。
ファンダメンタル面では、AI・半導体需要の拡大や企業業績への期待が相場の支援材料となる一方、中東情勢の行方、原油価格の動向、米国の経済指標や金融政策を巡る思惑が引き続き相場を左右するとみられます。これらに大きな悪材料がなければ、押し目を拾いながら緩やかに戻りを試す展開が期待されますが、地政学リスクの再燃や米長期金利の急上昇などがあれば、再び値動きの荒い相場となる可能性が高くなってくるでしょう。
