5月26日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
物色の中心は引き続きAI・半導体関連で、アドバンテストや東京エレクトロンなど指数寄与度の高い銘柄が相場をけん引しました。また、住友電工やフジクラなどデータセンター関連需要を背景とした非鉄株への資金流入も目立ち、生成AI向けインフラ投資期待の強さが改めて意識された印象です。米国ではオープンAIやスペースX関連の大型IPO期待もテーマとなっており、世界的にハイテク・AI関連へ資金が集まりやすい流れが続いています。
一方で、買い一巡後は高値圏でもみ合う場面もありました。短期間で急ピッチな上昇となっているだけに、利益確定売りも断続的に出ていたとみられますが、それでも押し目ではしっかり買いが入り、先高期待の強さが確認される展開でした。TOPIXも約3カ月ぶりに高値を更新しており、指数主導だけではなく市場全体に資金が向かっている点は好材料といえそうです。
為替市場ではドル円が158円台後半でもみ合いとなりました。中東情勢改善による有事のドル買いが巻き戻される一方、依然として日米金利差は大きく、円安基調そのものは維持されています。ただ、米国市場がメモリアルデーで休場となり、米債市場も閉まっているため、海外時間は流動性低下による突発的な値動きには注意が必要です。特に、原油価格や中東関連ニュース次第ではドル円が急変動する可能性もあり、政府・日銀による為替介入警戒感も引き続き意識されそうです。
これからの動きをテクニカル的にみると、非常に強い上昇トレンドが継続しています。日経平均は過去最高値を大きく更新し、移動平均線との乖離も拡大しているため、短期的には過熱感が意識されやすい局面です。ただ、上昇局面で高値圏の持ち合いに移行している点は、強い相場でよく見られるパターンでもあり、すぐに大崩れする形には見えません。目先は6万6000円台を試す動きも視野に入りますが、一方で急騰後だけに一時的なスピード調整や利益確定売りによる反落には警戒が必要でしょう。
ファンダメンタル面では、AI関連投資拡大、米ハイテク株高、原油安によるインフレ懸念後退などが引き続き支援材料となりそうです。また、中東情勢が本当に安定化へ向かえば、世界景気への過度な不安も後退しやすく、日本株には追い風となります。ただし、米国株が最高値圏にある中でバリュエーション面の過熱感も徐々に強まっており、今後は米長期金利の再上昇や、FRBの利下げ観測後退などが出てくると、高PERの半導体関連を中心に値動きが荒くなる可能性もあります。現状は強気優勢ながらも、短期的には高値警戒感と隣り合わせの相場入りになってきた印象です。
