6月29日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
26日の東京市場は、前日に日経平均が3000円を超える急騰を演じた反動から利益確定売りが一気に膨らみ、大幅反落となりました。特にAI・半導体関連を中心とした値がさ株への売りが相場全体を押し下げ、韓国や台湾などアジア市場の軟調な動きも重しとなりました。先物主導の売りが強まると日経平均は一時6万8600円台まで下落し、過去3番目の下げ幅を記録するなど、前日の急伸とは対照的な荒い値動きとなりました。ただ、大引け時点では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回っており、一部の大型株に売りが集中した一方で、相場全体が総崩れとなったわけではなく、物色の広がりは維持されていた印象です。
為替市場ではドル円が161円70銭前後と円安水準を維持したものの、162円の節目を前に日本当局の為替介入への警戒感が意識され、上値の重い展開となりました。円安そのものは輸出関連株の支援材料ではあるものの、為替相場に新たな方向感が出なかったこともあり、株式市場では積極的な買いにはつながりませんでした。また、米国市場ではインフレ懸念の後退が好感された一方、中東情勢の緊迫化による原油価格の反発や、AI関連投資への先行き不安、さらにOpenAIのIPO延期報道などが投資家心理を冷やし、日本市場でもハイテク株を中心に利益確定売りを誘う要因となりました。
これからの動きをテクニカル的にみると、短期間で急騰と急落を繰り返したことでボラティリティが高まっており、7万円近辺では戻り売りも出やすい状況です。一方で、一時6万8600円台まで下落した局面では押し目買いも入り、終盤に下げ幅を縮小したことから、下値では買い需要も確認できました。当面は6万8500円前後が下値支持、7万円台回復が上値のポイントとなり、このレンジ内で値固めが進む展開が想定されます。
ファンダメンタルズ面では、米国経済は底堅さを維持しており、インフレにも落ち着きが見られることから、日本株を取り巻く環境が大きく悪化しているわけではありません。円安基調も企業業績を下支えする要因となる一方、中東情勢やAI関連投資への警戒感、米国の金融政策を巡る思惑など不透明要因は残ります。そのため短期的には神経質な値動きが続く可能性がありますが、これらの懸念が後退すれば、良好な企業業績や海外投資家の資金流入を背景に上昇基調へ回帰する可能性が高いでしょう。
