7月29日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
本日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比2,566円27銭安の62,364円92銭、TOPIXも102.48ポイント安の3,963.59ポイントと、ともに大幅反落となりました。前日の米国市場で半導体関連株が売られた流れに加え、中国半導体大手CXMTのIPOを巡る競争激化への警戒感から、東京市場でも半導体・AI関連株に狼狽売りが広がりました。さらに韓国市場では主要半導体株の急落を受けて韓国総合株価指数でサーキットブレーカーが発動されるなど、アジア市場全体で投資家心理が大きく悪化し、日経平均は一時3,000円を超える下げ幅を記録しました。その後は押し目買いも入り下げ渋る場面が見られましたが、FOMCの結果発表を控えて積極的な買いは限定的となり、終日安値圏での推移が続きました。一方で、原油価格の落ち着きを背景に内需やディフェンシブ銘柄には資金が向かうなど、物色の流れには変化も見られました。
外国為替市場では、ドル円が163円70銭前後で小幅な値動きに終始し、ユーロドルやポンドドルも狭いレンジで推移しました。株式市場が急落した一方で、為替市場ではマクロ経済全体へのリスク回避姿勢は限定的との見方が強く、方向感に乏しい展開となっています。市場参加者は日米英の金融政策会合や今後発表される米経済指標を見極めたいとの姿勢を強めており、為替も当面はイベント待ちの様相が続きそうです。
また、引け後には熊本県で震度7の非常に強い地震が発生したとの報道が伝わりました。被害状況やインフラへの影響については今後の確認が必要ですが、明日の東京市場では関連ニュースが投資家心理に影響を与える可能性があり、復旧・防災関連銘柄などへの物色が強まる展開も想定されます。
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均が75日移動平均線を大きく下回っており、短期的には自律反発が入りやすい水準まで調整が進んだと考えられます。ただし、FOMCの結果や米半導体株の動向が落ち着くまでは戻り売りも出やすく、値動きの荒い展開が続く可能性が高いでしょう。
ファンダメンタル面では、半導体セクターを巡る競争激化への警戒が引き続き重しとなる一方、原油価格の落ち着きや内需・ディフェンシブ銘柄への資金シフトは相場の下支え要因となるでしょう。FOMCの結果が市場予想の範囲内に収まり、米景気や企業業績への過度な懸念が後退すれば、半導体株を中心とした買い戻しが入り、日本株全体も反発に向かう余地はあると考えられます。一方で、金融政策が市場予想以上にタカ派的な内容となった場合や、熊本地震による経済活動への影響が拡大する場合には、当面は不安定な相場が続く可能性にも注意が必要です。
