8月5日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
本日の東京株式市場は、前日の米国株高を好感して買い先行で始まり、日経平均株価は一時6万4,200円台まで上昇しました。しかし、6万4,000円台では戻り待ちの売りや利益確定売りが強く意識され、前場のうちに下落へ転じる展開となりました。午後も一時は6万3,000円を下回る場面がありましたが、下値では押し目買いやリバウンド狙いの買いが入り、大引けにかけて持ち直して反発で取引を終えました。TOPIXの上昇幅は小幅にとどまり、値上がり業種も全33業種中10業種に限られるなど、市場全体では戻りの勢いはまだ限定的だった印象です。一方で、決算内容の良い銘柄や非鉄金属、機械株には資金が向かうなど、個別物色は引き続き活発でした。
外国為替市場では、先週の日米協調介入や週明けの円買いを受けて一時155円台まで進んだ円高が一服し、本日は157円台後半まで円安・ドル高方向へ戻しました。ただ、日米当局は追加介入も辞さない姿勢を示していることから、市場では介入への警戒感が依然として残っています。一方で、日本国債入札の不調による日本の財政不安や、中東情勢を背景とした原油高・有事のドル買いなどは円安要因として意識されており、為替市場は方向感を探る神経質な展開が続きそうです。
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均が6万3,000円近辺で下値の堅さを確認し、終盤にプラス圏へ切り返したことは短期的な底堅さを示す動きと考えられます。ただ、6万4,000円台では戻り売りが依然として厚く、まずはこの水準を明確に上抜けられるかが焦点となります。為替も157円台を維持し、円安基調が続けば輸出関連株への追い風となり、株価の下支えにつながるのではないでしょうか。
ファンダメンタル面では、今後発表される米JOLTS求人件数などの米経済指標や主要企業決算、さらに中東情勢や日米金融当局の為替介入姿勢が相場を左右する見通しです。米景気が底堅さを維持し、企業決算も良好な内容が続けば、日本株はリバウンド基調を維持しながら6万4,000円台後半から6万5,000円方向を試す展開が期待されます。一方で、追加の為替介入や地政学リスクの再燃、米景気指標の悪化が重なれば、再び利益確定売りが強まり、6万3,000円近辺まで調整する場面も想定しておく必要があるでしょう。

