6月4日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
米国市場ではAI需要拡大への期待を背景にナスダック指数が連日の最高値更新となり、その流れが東京市場にも波及しました。国内でもAI関連の設備投資需要やデータセンター関連需要への期待が根強く、非鉄金属や電線株など幅広い銘柄に買いが広がりました。業種別でも33業種中25業種が上昇しており、一部の主力株だけでなく市場全体に資金が循環する良好な地合いが確認できます。
為替市場ではドル円が一時160円台に接近する場面がありました。円安基調そのものは輸出関連企業の業績期待を高める要因となっており、日本株を支える材料として機能しています。ただし160円は政府・日銀による為替介入への警戒感が強まる水準でもあり、財務相による円安けん制発言も出ていることから、今後は為替市場の変動が株式市場へ与える影響にも注意が必要でしょう。
一方で、中東情勢の緊張再燃による原油価格上昇というリスク要因も存在しています。原油価格は再び高値圏へ上昇しており、世界的なインフレ圧力や金利上昇懸念につながる可能性があります。しかし現時点では、AI投資拡大への期待や米国景気の底堅さがそれらの懸念を上回っており、リスク要因を吸収しながら株価が上昇している状況です。
これからの動きをテクニカル的にみると、史上最高値更新によって上値抵抗帯が存在しない「青天井相場」の様相が強まっています。短期的には急騰による過熱感から利益確定売りが出やすい局面も想定されますが、67,000円台前半から67,500円近辺が新たなサポートとして意識されやすく、押し目買い意欲は依然として強いと考えられます。上昇トレンドそのものは継続しており、短期的には69,000円台、さらに70,000円の大台到達を試す展開も十分視野に入ります。
ファンダメンタル面では、AI・半導体関連への世界的な資金流入、円安による企業収益押し上げ効果、米国景気の底堅さが引き続き追い風となりそうです。今週後半のADP雇用統計やISM非製造業景況指数、週末の米雇用統計が市場予想を上回れば、米景気への安心感から日本株にもさらなる買いが入りやすいでしょう。一方で、中東情勢の悪化による原油高の加速や、ドル円160円突破に伴う為替介入リスク、米長期金利上昇などが短期的な調整要因となる場合もあり、そこには注意が必要です。
