6月30日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
物色面では、ゲーム関連や倉庫・運輸関連が買われた一方、AI・半導体関連には利益確定売りが見られるなど、これまで相場を牽引してきた大型ハイテク株から内需・ディフェンシブ銘柄へ資金が向かう動きが鮮明となりました。東証プライム市場では値上がり銘柄が6割を超えており、指数の上昇幅以上に市場全体の地合いは底堅かったといえます。一方で、月末・四半期末を控えた機関投資家のリバランス売買も重なり、積極的に上値を追う展開には至らず、全体としては静かな相場となりました。
為替市場ではドル円が1ドル=161円台後半で落ち着いた値動きとなり、円安基調が維持されたものの、市場では月末・四半期末特有のフローが中心となり、為替が株価を大きく動かす材料にはなりませんでした。また、日本の5月小売売上高は堅調な内容だったものの、相場への反応は限定的で、投資家の関心は持ち高調整や海外投資家の売買動向に向いていた印象です。
これからの動きをテクニカル的にみると、日経平均が前週の急落後も節目となる6万9000円近辺を維持し、本日も反発して引けたことで、短期的な下値支持線として機能していることが確認されました。一方、7万円前後では戻り待ちの売りも意識されやすく、まずはこの価格帯を明確に上抜けられるかが焦点となりそうです。
ファンダメンタル面では、中東情勢の落ち着きによる原油価格の安定や円安基調が日本株の追い風となる一方、今週はECBフォーラムでの要人発言や米国のJOLTS求人件数、ADP雇用統計、ISM景況指数、雇用統計など重要イベントが相次ぐため、結果次第では相場の方向感が大きく変わる可能性があります。これらの内容が市場予想を大きく崩さなければ、日本企業の業績期待や海外投資家の資金流入を背景に上昇基調が維持される可能性が高いとみられますが、強い経済指標による米金利上昇やAI関連株への利益確定売りが再び強まるようであれば、一時的な調整局面を挟みながらの上値追いとなる展開が予想されます。

