6月1日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
特に米ナスダック指数が最高値を更新したことが投資家心理を大きく支えました。米国ではPCE価格指数の落ち着きが確認され、インフレ警戒がやや和らいだことで長期金利が低下し、ハイテク株への資金流入が継続しています。東京市場でもその流れを引き継ぐ形となり、AI・半導体関連への強気姿勢が改めて鮮明になりました。これまで利益確定売りをこなしながらも相場全体が崩れなかったことで、押し目待ち資金が再流入した面もありそうです。
為替市場ではドル円が159円台前半で小動きとなり、今週を通して比較的落ち着いた推移となっています。もっとも、159円台は政府・日銀による為替介入への警戒感が強まりやすい水準でもあり、本日公表される介入実績次第では市場が再び神経質になる可能性があります。ただ、足元では急速な円安進行というより、高値圏での持ち合い色が強く、日本株にとっては企業収益期待を支える追い風として機能している状況です。
また、中東情勢を巡っては原油価格が94ドル台から87ドル台へ低下し、米10年債利回りも低下傾向を示しています。市場は地政学リスクそのものより、「世界景気や企業収益への悪影響が限定的に収まるか」を重視しており、現時点では楽観的なシナリオを織り込み始めています。原油価格の落ち着きは日本企業のコスト負担懸念を和らげる意味でも安心材料となりやすく、株式市場にはプラスに働いています。
これからの動きをテクニカル的にみると、テクニカル面では日経平均が史上最高値を更新しながら高値圏を維持しており、強い上昇トレンドが継続しています。移動平均線との乖離はやや拡大しているものの、出来高を伴った上昇であり、過熱感だけで天井を判断する状況ではありません。短期的には利益確定売りによる調整が入っても不思議ではありませんが、6万5000円近辺が下値支持として意識されやすく、押し目買い優勢の流れは維持されそうです。
ファンダメンタル面では、AI関連投資拡大による世界的な半導体需要の強さ、米インフレ鈍化期待、原油価格の安定などが株式市場を支える構図となっています。一方で、為替介入警戒、中東情勢の再悪化、米国金利の再上昇などは今後のリスク要因です。ただ、現状では世界的なリスクマネーの流れは依然として株式市場に向かっており、日本株についても海外投資家の資金流入基調は続く可能性が高いと考えられます。短期的な乱高下を挟みながらも、中期的には高値更新を試す強気相場が継続する可能性が高いでしょう。
